Posted – 1月 21st, 2010
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「光の帝国―常野物語」恩田 陸
「太陽の塔」森見 登美彦
「まほろ駅前多田便利軒」三浦 しをん

光の帝国
読むのが得意ではない短編集です。でも良かったです。登場人物が特殊能力をもっているのですが知的で温厚な感じが文章からも感じ取れて、ほんわか。常野物語というシリーズ物なのでちょくちょく読んでみようと思える本でした。

太陽の塔
たまたま家にあったので読んでみました。あとで作者を見て、Amazonのカートに入ってる「きつねのはなし」の人か、と気づきました。内容は京都左京区の話が中心です。題名の「太陽の塔」もでてきますが、京都で過ごした大学時代(今も京都在住だけど)の空気が溢れ出てきます。ま、贔屓目と言われれば、そうかもしれないが。ユーモアのある文字構成で声を出して笑いながら読んでました。

まほろ駅前多田便利軒
何となくAmazonで購入。読んでみるとおもしろい。友人でもなく、他人でもなく、大人特有の微妙な関係の絶妙な2人が小気味よく、良いテンポで話が進んでいきます。キャラがいいんだなきっと。あっと言う間に読めました。

しかし、 Amazonの「〜を購入した人は〜」というシステムは何となく悔しいながらも的を得ている。


Posted – 1月 8th, 2010
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『ナイチンゲールの沈黙』海堂 尊
昨年末に読んだ「ナイチンゲールの沈黙」。多少忙しくしていて、時間がなくblogにアップできなかったのです。まぁネタバレもしないように感想を書こうとすること自体無理があるので、どうしても億劫になってしまいうのです。「チーム・バチスタの栄光」と「ジェネラル・ルージュの凱旋」をあわせて3部作といわれている2本目の作品です。「ジェネラル・ルージュの凱旋」の際にも書きましたが、順番が前後してしまったので読めてホッとしたというのが率直な感想。医療ミステリーというよりはスタンダードなミステリーですね。天才が続々出てきちゃいます。
周りにも天才はいたかもしれませんが、庶民としては圧倒的な天才という人物に会ってみたいものです。ハイ。


Posted – 12月 2nd, 2009
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『ジェネラル・ルージュの凱旋(上下)』海堂 尊

『チーム・バチスタの栄光』を読んで、『ナイチンゲールの沈黙』をすっ飛ばし本作を読んでみました。『ナイチンゲールの沈黙』の評価がWeb上でも友人からも低かったのが理由ですが、読んでみると『ジェネラル・ルージュの凱旋』に虫食いな感じで『ナイチンゲールの沈黙』が食い込んでくるんです。解説を読むと、もともと1つの作品にしようと計画していたものが膨大になり2作に分けて時間軸も並行して進んでいるようです。気になって仕方がないので、また今度『ナイチンゲールの沈黙』を読んでみようと思うのです。


 
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『風に舞いあがるビニールシート』森絵都

短編集でした。本来読むのが苦手な短編集でしたが、本作はよかった。いいお話がいっぱい。ジャンルもちりばめらていて、文庫の表紙も好きな感じでお得感いっぱいでした。


Posted – 11月 15th, 2009
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『火天の城』 山本兼一

半年位前に購入してあったのを、映画化になってから読む不条理な順番で読んでしまいました。時代小説といわれるものです。歴史小説とは違います。安土城を築城する番匠の話です。詳しく調べられていて、そう言われればと思うところがいっぱいで関心しきりです。よくある武将が中心の時代物とは一線を画します。読み始めてすぐに、おもしろい!ってなって、一気に読めました。
映画は見てないですが、映画予告等見てしまったので登場人物が配役と被ってしまいましたが、西田敏行、椎名桔平らは案外ベターではないでしょうか。DVDになったら見てもいいけど、見ないかもなー。