シャングリ・ラ
「シャングリ・ラ」(上・下)池上永一(角川書店)
題名と帯と概要をみて購入。地球温暖化、東京、熱帯都市、森林都市、脱石油社会、炭素経済等、興味をそそられるキーワードが入っていたのでハードな近未来SFを期待していました。が、中身はハードさは無く設定も漫画・アニメ的で展開も現実離れしていて、慣れない文章で読みにくかったです。幸いアニメ・漫画には慣れているので雰囲気は想像できるのですが、小説としてはどうかと。んで軽く調べてみると、アニメ化されているじゃないですか。巻末にはコミックの宣伝も入っていて、あぁこれらのための小説なんだと妙に納得してしまった。そういえば角川だしなと、更に納得感。本としては粗が目立つのでアニメ・コミックで読んだ方がすんなり理解できるんじゃないかなと。えーと、感想文としては初めて書きますが、個人的にはオススメはしません。